改正建築基準法の施行の影響で確認申請手続きが遅れ、
建築着工が激減している問題で、
円滑化に向けた対策を講じるように、
自民党の国土交通部会が、
冬柴鉄三国土交通相に申し入れた。
特定行政庁などでの事前相談が恒久的に実施されるようにすることや、
申請図書の補正・工事中の計画変更の取り扱いについて
実態を踏まえた改善策を検討することなど9項目を要請。
冬柴鉄三国土交通相は、
一部を除いて「申し入れ通にやる」と明言したが、
構造計算適合性判定(ピアチェック)の対象範囲の見直しについては
「この部分だけは譲れない」と述べ、
要件緩和は行わない考えを示した。
申し入れではこのほか、
改正法の説明会などをきめ細かく開くことや、
アドバイザーの登録・派遣、都道府県での相談窓口の設置、
不当な対応への苦情の受け付け、
構造計算適合性判定期間に対する相談体制の整備などを求めた。
自民党の国土交通部会は、
2007年10月4日午前の会合で要請内容を協議した。
会合では、
『地元が大変混乱している』
『企業側に損害を与えないようにしてほしい』
『(3〜5階建て住宅などを扱うような)工務店よりも少し大きいところが厳しいと聞いている』など、
影響を懸念する意見が相次いだ。
一方で『(耐震偽装防止という)大本を忘れてはいけない。
原則に沿ってやらないと何のために法改正したのかということになる』
と法改正の目的に十分配慮すべきだとする意見も出された。
申し入れの概要
■確認審査の運用の統一や特定行政庁などへの周知徹底。
■改正法の運用などに習熟した
アドバイザーの登録と研修会への派遣。
■各都道府県での相談窓口の設置。
■特定行政庁などでの事前相談の恒久化措置の検討。
■建築確認審査での不当な対応についての苦情窓口の設置。
■構造計算適合性判定機関に対する相談の仕組みの整備。
■新たな大臣認定プログラムの速やかな供給。
■申請図書の補正、
追加説明書の提出、
申請図書に明示すべき事項の取り扱い、
申請手数料の取り扱い、
工事中の計画変更の取り扱い、
構造計算適合性判定の対象となる建築物の範囲などについて、
実態を踏まえた改善策を検討。
■国民に向けた広報の実施。
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タグ : 改正建築基準法